●診療情報管理室

診療情報管理室について

 診療情報管理室は診療情報の管理をするところです。南大阪病院では昨年から病歴管理室として、いわゆるカルテ(診療録)の管理のことを検討してきました。今年からは、部屋の名前を病歴管理室から診療情報管理室へと変えました。

 かつて、マクイーチャン医師はカルテの意義について、1.患者にとっての価値、2.病院の運営管理上の価値、3.医学研究上の価値、4.医学教育上の価値、5.公衆衛生上の価値、6.法的防衛上の価値という6つの価値があることを指摘しました。それは今でも変わっていません。

 現実にカルテを管理する場合、きわめて難しい問題がたくさんあります。例えば、毎日の診療におけるカルテの書き方の問題、診療記録や検査レポート等を診療過程がわかりやすいようにファイルする仕方の問題、患者さんが退院された後のカルテがすぐ診療情報管理室に集まる仕組みの問題、種々のカルテ利用の後にも散逸させない仕組みの問題、入院されていた時の病名の確かさと詳しさの問題(国際疾病分類ICD−10でのコード入力の問題)、診療情報管理室に集まったカルテを基に診療成績等どのような統計をとるかという問題、何年か経った後でも当時のカルテがすぐ出せるという仕組みの問題、何年分までのカルテを保管するかという問題、保管方法の問題、保管場所の問題等々があります。それぞれ大問題ばかりです。しかしそのようなカルテの管理・保管があって初めて、そこからさらに今日明日の南大阪病院の診療のあり方を検討できるのだと考えています。

 以上のような課題を実現すべく、診療情報管理委員会を設けています。委員は、内科系医師2名、外科系医師2名、診療支援部1名、看護部1名、医事課2名、病院事務長、診療情報管理室2名の計11名です。少なくとも月1回の定期委員会を行っています。しかし今は課題も多く、月数回開催することもあります。朝8時から開催することもありますが、委員の方々はより良いカルテになるよう、より良い管理ができるよう、種々の意見を出し検討しています。

 現在、診療情報管理室では、診療情報管理土2名を含めた3名のスタッフおよび私で、毎日のカルテ整理業務を行い、かつ、本来あるべきカルテ管理の仕方をどのように南大阪病院に導入させるか、また定着させるか、日夜、努力しております。

                  
 名誉院長 宮越一穂 


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