当院職員向けの新型コロナワクチン接種を行いました

新型コロナウイルスワクチンについて

新型コロナウイルスの感染者数は全国的にまだまだ減少しない状況が続いています。
医療現場では感染対策を徹底し、日々診療・看護にあたっておりますが、大阪ではすでに累計の感染者数が9万人以上と、府民100人に1人が感染していることになります。

新型コロナウイルスワクチン医療者優先接種が2021年3月より開始されており、当院でも、患者様に安心してご来院頂けるよう職員向けに新型コロナウイルスワクチンの接種を行いました。2021年5月現在、法人全体でおよそ700人の職員が接種を完了しています。

  COVID-19_vaccine

 
当院で使用した米国ファイザー社のワクチンは、mRNA(メッセンジャーアールエヌエー)ワクチンと呼ばれ、新型コロナウイルスそのものではなく、ウイルスの断片(スパイク蛋白と呼ばれる部分)の設計図(mRNA)を注射しています。注射されたあと、体内で設計図に基づきスパイク蛋白を合成、人間の免疫細胞がその合成された蛋白を覚えることで、免疫を獲得します。免疫が獲得されると、同じ蛋白をもつ新型コロナウイルスが体内に入ってきても体内の免疫で予防ができるという仕組みです。
 
ワクチンの安全性について、注意すべきものとしてアナフィラキシー症状(短期間に起こるアレルギー)の報告がされていますが、重症なアナフィラキシー「ショック」の報告はほとんどありません。ですが、万一のために接種後30分程度接種会場などで待機することが推奨されています。

ワクチンの効果としては、発病を約95%予防できるとされており、極めて有効性の高いワクチンとなっておりますが、感染自体を予防するかについてはまだよくわかっていません。今後、段階的にワクチン接種が開始されるにあたり正しい情報をもとに、ワクチン接種の是非をご検討ください。

 

新型コロナウイルス入院前抗原定量検査の実施のご案内

当院では、院内感染防止のためすべての入院患者様に「入院前新型コロナウイルス抗原定量検査」を実施しております。抗原定量検査を実施後、入院するまでの間も感染しないように不要・不急の外出や、同居家族以外との会食はお控え頂ければと存じます。
ご不便をおかけ致しますが、院内感染防止のためご理解頂きますようお願い申し上げます。

南大阪病院 感染制御室

 

 ※ 申し訳ありませんが、当院では一般患者様向けに新型コロナワクチンの接種は行っておりません。
   大阪市の新型コロナワクチン接種に関しては、下記の大阪市ホームページをご確認ください。

      - 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について -

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