泌尿器科

泌尿器科では泌尿器科領域の疾患全般について診療いたします。外来診察は月曜日から土曜日までの午前中、毎日実施しています。

泌尿器悪性腫瘍(腎癌、腎盂・尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣腫瘍など)に対しては、手術をはじめとし、抗癌剤治療を含めた集学的治療を診療ガイドラインに基づいた標準治療に準拠しながらも、個々の患者さんの年齢、病期、希望などを考慮し、最適な治療を提供できるよう心がけています。また、手術療法においては、多くの手術を経尿道的内視鏡手術、腹腔鏡手術で行い、できるだけ低侵襲な治療を実施しています。

尿路結石に対しては、小さい結石であれば自然に排石する人もいますが、大きい結石や自然に排石しない場合は結石破砕術の適応となります。当院では体外衝撃波結石破砕術(ESWL)と経尿道的結石破砕術(TUL:レーザーで破砕します)を行っており、結石の大きさ、部位などから判断し、最適と思われる治療を選択しています。また、疼痛が続けば日常生活に支障を来たしますので、できるだけ早期に結石破砕術を提供できるよう心がけています。

排尿困難、頻尿、尿意切迫感、尿失禁などの排尿障害でお困りの人は、お気軽に外来に受診してください。男性では前立腺肥大症をはじめとする排尿障害治療を行っています。内服治療では効果不十分な前立腺肥大症に対しては内視鏡手術を行っています。また過活動膀胱、尿失禁に対しては内服治療を行っています。

NCD事業の参加について

医療の現状を把握し、より安全で質の高い医療を提供することを目的とした事業(NCD:National Clinical Database)に、2018年4月1日より泌尿器科も参加することになりました。
内容に関しては個人情報保護法に基づき個人情報(特に個人名等)が病院外で特定されることのない形で提出されますので、ご理解の上ご協力の程よろしくお願いします。

下記のような最新の医療機器を導入して治療を行っています

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は体の外から衝撃波を当てて結石を細かく破砕する治療で、基本的には1泊2日の入院で行っています。ESWLは麻酔をかけずに術前に鎮痛剤(坐薬、点滴)を使用して実施できる低侵襲で繰り返しできる優れた治療です。
しかしながら、1cm以上の大きな結石、中部・下部尿管(骨盤より下)の結石、硬い結石では治療成績が落ちるため、経尿道的結石破砕術(TUL)を第一選択としてお勧めしています。

経尿道的結石破砕術(TUL)

経尿道的結石破砕術(TUL)は麻酔下(全身麻酔あるいは腰椎麻酔)で、硬性尿管鏡(rigid TUL:以下r-TUL)や腎盂尿管ファイバー(flexible TUL:以下f-TUL)を尿道から挿入し、尿管あるいは腎内の結石をビデオモニターで確認しながら砕石します。砕石装置は硬い結石に対しても砕石効果の高いホルミウム・ヤグレーザーを使用しますので、確実な砕石が可能です。破砕された結石片は細い鉗子を用いて可及的に摘出します。

また当院では、平成26年12月より、最新の細径硬性尿管鏡と細径腎盂尿管ファイバー(超小型CCD搭載)および最新の機能を備えたレーザー破砕装置を導入しました。患者さんの結石の部位、大きさによりr-TULとf-TULを使い分け、治療成績の向上に努めています。入院期間は手術前日入院で4~5日間程度です。

体外衝撃波結石破砕術(ESWL) ;細径軟性尿管鏡
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
ドイツ・リチャードウルフ社 ピエゾリス300
腎盂尿管ビデオスコープ
ホルミウムレーザー1 ホルミウムレーザー2
ホルミウム・ヤグレーザー
f –TUL f –TUL 術中写真
f –TUL (クリックで拡大します) 術中写真

 

TURisシステム

膀胱癌、前立腺肥大症に対する経尿道的手術(TUR)は、従来灌流液に非電解質溶液を用いていたため、低ナトリウム血症(TUR症候群)という合併症を起こす可能性がありました。

TURisシステム
高周波焼灼電源装置

当院では、灌流液として生理食塩水(電解質溶液)を使用するTURisシステムを導入しています。これにより、低ナトリウム血症は起こりません。また、このシステムを用いることで手術中の閉鎖神経反射が起こりにくく、TURの合併症である膀胱穿孔を起こしにくくなります。さらに切除した部位からの出血を減少させる効果もあり、安全で確実な合併症の少ない手術が可能です。

TURisの原理
 TURisの原理 (クリックで拡大します)

経尿道的前立腺切除術 経尿道的膀胱腫瘍切除術 
 経尿道的前立腺切除術 経尿道的膀胱腫瘍切除術

 

内視鏡システム

近年、内視鏡外科手術は体に負担が少ない低侵襲な手術として、消化器外科、胸部外科、泌尿器科などで幅広く普及しています。当院のシステムはフルハイビジョン(フルHD)使用による観察性能向上により、安全・安心・高効率な内視鏡手術が可能です。
また、軟性内視鏡の導入により、術野の正面視だけでなく、対象物の側面や裏側の観察も可能となり、より安全で確実な合併症の少ない手術が可能となります。

オリンパス 内視鏡システム

 

hinyouki_ope

 内視鏡システム 腹腔鏡手術風景

 

主要手術実績

    平成26年 平成27年 平成28年 平成29年
前立腺手術 根治的腎癌摘出術(腹腔鏡下) 9 5 4 11
根治的腎癌摘出術(開腹) 1 1 0 0
腎盂尿管癌全摘出術(腹腔鏡下) 4 8 3 2
腎盂尿管癌全摘出術(開腹) 0 0 0 1
腎癌部分切除(開腹) 2 2 2 0
合計 16 16 9 14

副腎・
後腹膜手術

副腎腫瘍摘出術(腹腔鏡下) 1 0 0 0
合計 1 0 0 0
膀胱手術 膀胱全摘除術(開腹) 2 2 4 4
経尿道的膀胱腫瘍切除術 44 99 106 70
尿膜管腫瘍摘除術 2 2 0 0
合計 18 103 110 74
前立腺手術 前立腺悪性腫瘍手術(開腹) 2 5 5 5
経尿道的前立腺切除術 10 10 18 16
合計 12 15 23 21

尿道・陰茎・

陰嚢手術

精巣悪性腫瘍手術 1 3 2 3
精巣固定術(精巣捻転) 1 0 0 0
陰嚢水腫根治術 2 5 3 5
包茎手術 4 3 2 6
経尿道的尿道狭窄手術 3 3 5 7
陰茎コンジローム焼灼術 3 8 7 6
合計 14 22 19 27

尿路結石

関連手術

経尿道的腎尿管結石砕石術 12 35 36 33
経尿道的膀胱結石砕石術 5 9 12 15
体外衝撃波結石破砕術(ESWL) 39 46 31 34
合計 56 90 79 82
生検・その他 前立腺生検 41 96 120 94
経尿道的尿管ステント留置術 42 36 50 91
経皮的腎瘻造設術 5 10 2 3
その他 13 16 26 20
合計 101 158 198 208
総手術件数 総手術件数(前立腺生検含む)* 209 358 407 392
総手術件数*+ESWL 240 404 438 426

 

担当医のご紹介

名前 専門分野 所属学会 認定資格
竹垣 嘉訓 一般泌尿器科
尿路悪性腫瘍
腹腔鏡手術
尿路結石症
日本泌尿器学科会
日本泌尿器内視鏡学会
日本透析医学会
専門医・指導医
腹腔鏡技術認定医
身体障害者指定医
(膀胱・直腸機能障害)
鎌田 良子 一般泌尿器科
尿路悪性腫瘍
尿路結石症
日本泌尿器科学会
日本泌尿器内視鏡学会
日本尿路結石症学会
専門医
大原 義和 一般泌尿器科 日本泌尿器科学会
日本透析医学会
日本性機能学会
 

泌尿器科担当表

診療時間   午前診  9:00~12:00

ご注意:急患・学会・医師の交代等で変更もありますので、詳しくは外来受付にてご確認ください。

※最新情報にするためにブラウザの「更新」ボタンをクリックしてください

泌尿器科担当表
  月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
B7 竹垣   岩井
~1130
  竹垣   清水
~1130
  大原   大原
~1130
 
B8 鎌田       鎌田      

竹垣
予約制

  鎌田
予約制
 

 

 

  • 入院のご案内
  • ご面会について
  • 外来受診のご案内