南大阪病院について

理事長  柿本 祥太郎

新年のご挨拶

皆様、新年あけましておめでとうございます。本年も南大阪病院をよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年も新型コロナウイルス感染症に振り回された1年でした。この原稿を書いております時点では、感染の第8派に入ったと見られており感染者数が次第に増加傾向にあります。懸念されておりますインフルエンザとの同時流行はまだはっきりしていない状況であり、何とか小さな波で終わってほしいと思っておりますが、全国的に外出や移動の制限がなくなり、外国からの観光客も大幅に増加している現状ではどうなっていくか全く先が読めません。また新たな変異ウイルスも報告されており、今年も新型コロナウイルスとの闘いが続きそうです。

しかし新型コロナウイルス感染症も発生から3年が経過して多くの知見が得られており、新たな治療薬の開発も進んでいます。今後は過度に恐れることは無く共存の方向に向かうと思われます。
当院は発熱外来の設置やワクチン接種などとともに、軽症から中等症患者さんの入院受入れ施設として、最大41床の入院ベッドを確保し多くの患者さんの治療を行ってきました。この経験を今後の治療に生かして行きたいと考えております。
また全職員の協力のもと、新型コロナへの対応とともに、通常の医療体制も堅持し、救急患者さんの対応や入院、検査、手術なども通常通り継続することができました。このことは当院が地域の基幹病院としての役割を果たせたものと考えております。

さらに当院は、大阪府がん診療拠点病院として、高齢化とともに増加するがん患者さんに対する診療体制を強化し治療成績の向上をはかり、地域のがん診療に貢献したいと考えております。
今年は少し落ち着いた年になってほしいものですが、皆様のご期待にこたえられるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

南大阪病院長  福田 隆

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 
2023年が皆様方にとって幸多き1年になりますようお祈り申し上げます。

今年の干支は卯(うさぎ)ですが、詳しくは癸卯(みずのとう)だそうです。癸は十干(じっかん)の最後にあたり、物事の終わりとその後の始まりを意味すると言われています。今年は新型コロナがいよいよ収束に向い、アフターコロナ時代が本格的に始まる事を暗示しているように思います。
しかし、新型コロナが収束に向かい感染症5類に引き下げられても、コロナ禍で露呈した日本の医療・社会の脆弱性と問題点を忘れてはいけません。各医療機関と自治体で反省点を洗い直し、役割分担や連携体制を見直す必要があります。おりしも今年はあの関東大震災から100年目です。その後の阪神・淡路大震災、東日本大震災の教訓も踏まえて、新興感染症や大規模災害にも耐えうる強靭な医療供給体制を、地域と国全体で再構築すべき時と考えます。

新型コロナの世界的なパンデミックは人類に甚大な被害をもたらしました。その反面各国政府の支援もあり、医療技術の急速な進展を後押ししたとも言えます。mRNA関連の新技術はかつてない短期間でのワクチン開発を可能にしましたが、その技術は今後がんのオーダーメード治療などへの応用が期待されています。PCR検査の普及や抗ウイルス薬の新規開発技術なども、今後は幅広い疾患の診断・治療への拡大が予想されます。非接触診療の需要はウェアラブルデバイスや医療DXの開発を促進しました。この様な新型コロナがもたらした正の遺産の活用が今年はさらに加速し、アフターコロナの医療は以前に比し大きく変貌すると思われます。

当院は今までの経験を糧として新しい時代を見据えながら、地に足をつけてこれからも地域医療を支え続ける所存です。昨年は消化器がん治療を中心とした腫瘍内科と肺がん治療を専門とする呼吸器内科を新設しました。より専門的で個別性の高いがん診療を目指しています。超高齢化やライフスタイルの多様性にも対応し、レスパイト入院を含めた地域包括ケア病棟の積極的活用や、女性外科専用外来、減量・糖尿病手術の導入など多様なニーズに即した医療を行っています。

日本サッカーがかつて「ドーハの悲劇」に倒れた地で「ドーハの歓喜」を何度も巻き起こした様に、2023年は暗い時を乗り越えて歓喜に溢れた年となることを願っています。
本年もよろしくお願い致します。

 

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