南大阪病院について

理事長  飛田 忠之

ご挨拶

いつも南大阪病院をご利用いただき感謝もうしあげます。さて皆さまもご存じのように、この大阪市南部医療圏におきましでも、この数年間の聞に病院の閉院があいつぎ、そしてこの3月末日をもって大阪市立住吉市民病院がなくなります。小児科、産婦人科の病院としてこの住之江区西成区ではなくてはならない役割を果たしてきたのに極めて残念でなりません。その後継施設の選考にかんしては混迷をくりかえしてきましたが結局どこも選定されませんでした。この時期になってかなり有望な案として吉村市長が提案された近くの大学病院の案が浮上してきました。大阪市の某特別養護老人ホームと小児周産期機能を一体にした新しい施設にするという斬新な提案です。最もこれが実現するためにはいくつもの関門を通る必要がありますが、今後の大阪市南部医療圏の持続的な発展のためには産科、小児科の病院が絶対に必要で、あり、これが最後のチャンスではないでしょうか。

行政当局は住吉区に新しくできる府市共同住吉母子医療センター(仮称)で事足れりとみているようですが、このセンターは急性期疾患が対象であり、慢性期の患者は排除されることが予想されます。また住之江区、西成区をあわせて人口は20万人をこえていますので、対象となる患者さんをこのセンターで吸収することは困難です。新しい施設が小児周産期、老人医療センターとしてオープンしでも当然ある程度の補助金は必要でしょう。しかし次の世代を育成するためには公的な援助がかかせません。できるだけ早く具体的な案が提示されこの地域の住民に安心感をあたえていただくことを地区医師会会員の一人として切望するものです。

 

南大阪病院長  柿本 祥太郎

ご挨拶

昨年は数字上は景気の回復傾向が続いたものの、一般的な感覚として景気の回復を実感するまでには至らず個人消費は伸び悩み、将来への漠然とした不安が続く1年でした。将来への不安は高齢化の進行による社会保障に対する不安が大きいと思われます。そのような情勢の中で、今年は2年に1度の診療報酬改定の年にあたります。今年は介護との同時改定が行われる年であり、その行方が注目されます。ご承知のように高齢化により社会保障費は年々増大しており、このままでは日本の健康保険制度の維持が困難となると予想されています。医療の進歩はめざましく、新しい治療法や医療機器の開発また新薬の登場は患者さんにとって大きな福音であり喜ばしいことですが、その医療費を誰がどのように負担するのかという議論は避けて通ることはできません。特に近年高額な薬剤が続々と登場しており、医療費増大の大きな要因となっています。

また来年秋には消費税10%への引き上げが予定されています。その一部は社会保障費に充てられることになっていますが、まだまだ不十分と言わざるを得ません。当院はこのような厳しい医療情勢の中、電子カルテや医療機器の更新またスタッフの充実をはかり、急性期から回復期までトータルな医療を展開するとともに、基幹病院として地域の介護、福祉施設と連携し地域の皆様が安心して暮らせるよう今後も努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

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